離婚の原因に君臨する問題が『ギャンブル』などによる金銭的な問題なのです。
ギャンブルにハマってしまうのはなぜなのでしょう?
それには心理的な理由があるようなのです。
それでは、ギャンブルにハマる理由を心理学的に紐解いてみましょう!
「ギャンブル」と「オペラントの条件付け」の深い関係
どんなギャンブルでも必ず中抜きされるため、長期的に続ければ続けるほど負ける確率が高くなります。
そのことは、大抵の人が分かっているはずなのにどうしてハマってしまうのかという理由を説明してくれるのが『オペラントの条件付け』なのです。
オペラント条件づけとは、報酬や嫌悪刺激に適応して、自発的にある行動を行うように、学習することです。
「スキナー」によるネズミを使った実証実験
『オペラントの条件付け』についてアメリカの行動心理学者である「スキナー」がネズミを対象に次のような実証実験を行いました。
実証実験の内容は次のようなものです。
一つ目のネズミのグループにはレバーを押すと餌が必ず出てくるような仕掛けをして、ある時からピタリと餌が出てこないようにしました。
すると、このグループのネズミはすぐにもうレバーを押しても無駄ということを学習してレバーを押すことはしなくなります。
一方で、もう一つのグループには、最初はランダムに餌が出るように仕掛けをして、同様にある時からピタリと餌が出てこないようにしました。
そうしたところ、このネズミのグループはいつまでもレバーを押すのを止めなかったようなのです。
「スキナー」の実験によってギャンブル依存の理由が解明!
このネズミの実験から、”思いがけないランダムな快体験の方が定期的な快体験よりも、得られた際の快感も大きく、それを再度求める欲望が大きくなりやすい” ということが立証されました。
つまり、ギャンブルのようにたまに勝つこと(快感を得られること)があるようなことに人はハマってしまうようです。
「スキナー」の実験を恋愛にも応用!
恋愛での男女の駆け引きにもこの心理を利用できそうですね!
つまり、いつでもどこでも会いたいときに会えるような環境ではなく、会いたいのに会えないような環境の方が会えた時の嬉しさが倍増します。
あなたがデートに誘われても、時々都合が悪くて会えないという風に断ることで相手はあなたのことが気になってあなたにハマってしまう可能性が高くなるはずです。
あなたも会いたいでしょうが、そことグッと我慢することで、ふたりの関係がより深く親密になりそうですよね!
まとめ
実際の生活でも体験することですが、いつもしてもらっていることは振り返ればすごく感謝すべきことでも、いつの間にか当たり前になって感謝することを忘れがちです。
それどころか、いつもしてもらっていることが行われないと、たった1回のことでも不満爆発することもありますよね。
こんなところにも人の心理が見え隠れしていますね。
大人の社会で新たな出会いのスタイルとして注目を集める「パパ活」。
その中でも、近年はパパ活アプリを利用する人々が増えており、さまざまな相場のトレンドが生まれています。