待ちに待った大好きな人との初めてのデート!
色々な話をして楽しかったけど、あれっ?話した内容の詳細が思い出せない…。
誕生日や血液型なども色々聞いたんだけど、何月だったかな?何日だったかな?なんだか間違えていないか不安になってきた…。
なんてことはありませんか?
すぐそこまで出かかっているんだけど答えが出てこないような『ど忘れ』は誰にでもあるはずです。
では、この『ど忘れ』はどんな時に起きやすいのでしょうか?
『ど忘れ』をしてしまう原因とは?
「テンション・リダクション」によるもの
ソビエト連邦の心理学者であるツァイガルニクは、ある実験により”緊張からの開放が『ど忘れ』の原因となる”ことを立証しました。
その実験とは、ひとつのグループには緊張感が高まるような条件のもと、もうひとつのグループにはリラックスできる条件の下で数分間で解けるような簡単なテストを実施したのです。
そして、テスト終了後に問題の数や内容を被験者に思い出してもらったところ、リラックスしてテストを受けたグループの方が問題を覚えていたのです。
このような緊張感から開放された瞬間に忘れてしまう現象を心理学では「テンション・リダクション」と呼んでいます。
つまり、緊張する初めてのデートの後、聞いたことを『ど忘れ』してしまうのはこういう理由だったのです。
「記憶の出力障害」が起きている
人間の記憶システムは次の3つに分類できるようです。
- 感覚記憶:触った感覚などの瞬間的な記憶
- 短期記憶:数字の羅列を覚えるなど、その場限りの一時的な記憶
- 長期記憶:思い出や知識など数日以上にわたり覚えている長期的な記憶
通常の状態であれば、人の脳はこれらの記憶を上手に出力することが出来るのですが、テストなど極度の緊張状態にさらされるとこれらの記憶を引き出す際に出力障害が起きてしまうようなのです。
いわゆる『頭が真っ白になった』と表現される状態です。
一種の『ど忘れ』ですよね!
「記憶の感情一致」によるもの
人間は、嫌なことは都合よく忘れてしまうようにできているようなのです。
そう言われれば、嫌なことばかり覚えてしまっては、積もり積もってメンタルが持たなくなるような気がしますね。
嫌なことをある程度都合よく忘れることで、希望が持てる未来がやってくるように思えます。
思い出したくないという感情が強ければ強いほど『ど忘れ』しやすくなるというのも頷けますね。
まとめ
人の記憶というものは、ある意味都合よく出来ている様です。
これは、ひとが上手に生きていくうえで獲得した技なのかもしれませんね!
自分は経験が無いのですが、お酒の場で大失態意をしてしまって、翌日「全く記憶が無い!」という人がいますよね。
アルコールで脳が酩酊していたとはいえ、あれだけのことをして全く記憶が無いって嘘だよね…って思っていましたが、もしかしたら、「記憶の感情一致」によるものかもしれないとも思いました…。
あの大失態は思い出したくは無いはずだよね…。
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