早速ですが、女性であるあなたは男性があなたの気持ちの変化に気付いていないなぁと思うことはありませんか?
女性同士なら確実に気付いているようなことも男性が相手では気づいてもらえていないことの多いはずです。
一般的に男性は女性の気持ちに対して鈍感と言われますが、なぜなのでしょうか?
今回は『男性の鈍感さ』について一緒に深掘りしていきましょう!
男女別に表情を読み取る能力を実験してみた!

米国のペンシルベニア大学の「ガー」氏が『表情認知』に関する実証実験を行っています。
実証実験の内容とは、次のようなものです。
男女の俳優に「喜怒哀楽」の表情をしてもらいそれぞれ男女の被験者に見てもらい、その表情はどんな感情なのか答えてもらうという内容です。
結果は、男女に大きな差が認められたのが ”女性の悲しみ” でした。
男女ともに幸せな表情は約9割の人が読み取ることが出来たのですが、 ”女性が悲しんでいる表情” は9割の女性が読み取ることが出来たのに対して、男性は7割の人しか読み取ることが出来なかったのです。
つまり、男性は ”女性の悲しみ” に対して鈍感なのです!
男女の『表現認知能力』の違いは脳の違い!

「表現認知」とは、表現を見分ける際の脳の働きのことです。
この「表現認知」は、脳の『大脳辺縁系』に関係が深いと考えられているようです。
脳と心の関係を深掘り!

脳は大きく「脳幹・脊髄系」「大脳辺縁系」「大脳新皮質」の3つの部位に分けられます。
- 脳幹・脊髄系:呼吸や体温調節などの生命を維持するのに重要な部位
- 大脳辺縁系:喜怒哀楽の感情に関係する部位
- 大脳新皮質:知覚・認知・思考などの知的能力をつかさどる部位
「大脳辺縁系」は女性の方が活発に活動していた!

一般的に女性の方が大脳辺縁系が男性より活発に活動するため、女性の方が「表現認知能力」が高いというわけなのです。
ある意味、男性が女性の気持ちに鈍感なのは仕方がないことかもしれませんね。
まとめ

科学的にも、男性の鈍感さが立証されました。
女性にとって「男性って…。」と思うことが多いと思いますが、そういうことなんだと理解してみると今後、少しはイライラすることが減るかもしれません。
仕方ない…と諦めることも大切かもしれませんね!